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グミを挿し木で増やしてみたいと思います。実は4月に入ってすぐに春の大嵐ですごい風が吹きました。
その時にグミの苗の細い枝が折れているのを見つけました。そのまま捨てようとしたのですが、
ふとダメもとで挿し木してみようと思いやってみることにしました。
(2012年4月5日)
ちょっと細い枝ですが、折れた枝の下側を斜めにハサミで切って、水揚げさせるために1時間ほど水につけて置き、
それから挿し木します。写真はユスラウメの苗を植えた鉢がちょと大きめだったのて空いている場所に挿し木したところです。
(2012年4月24日)
写真は挿し木してから20日ほど経ったものです。枝の付け根から新しい芽が出てきましたので根付いたと思われます。ユスラウメの鉢に挿し木したままでしたので
苗として定植するまでポットに移して育てようと思います。
ユスラウメの鉢からグミの挿し木した部分をシャベルで取り出しました。やはり白い根が出ていましたのでうまく根付いていました。
なるべく土をつけたままポットに移してまわりに土を足し、水をタップリ与えたところです。定植するまでこのまま育ててみます。
(2012年8月10日)
グミの木の今年伸び過ぎた枝を剪定したので、その枝を使ってさらに挿し木をしたいと思います。
剪定した枝を葉の節が3つぐらいついた状態(15〜20cmぐらい)でカットして一番上の節の葉は残して、
下から2節ぐらい葉を落とします。それを1時間ぐらい水につけて水揚げをしておきます。
写真のように今回は4本のグミの木の挿し穂を作りました。(右側の3本はユスラウメの挿し穂です)
グミの挿し木は少し大き目の鉢に土を入れて挿し木しました。
土は園芸店などで挿し木用の土を販売していてそれを利用するのが無難ですが、
今回は植え替え用の普通の土を使いました。
(2013年3月23日)
グミの木の挿し木してから一冬を越しました。秋には挿し木した枝から葉が落ちましたが(よく見ると土の上には落ちた葉がまだあります)、
今年になって少し寒さも和らいだ頃から、挿し木した枝から新しい葉が出てきました。
挿し木はしっかり根付いている事がわかります。もう少ししたら植え替えたいと思います。
(ちなみに一緒に挿し木したユスラウメはうまく根付きませんでした)
(2013年4月20日)
さらに1カ月近く経ちまして暖かくなってくるにつれて挿し木から新しい芽が伸び出してきました。
5本の挿し木があったのですが、このうち生きのいい2本だけ定植しました。
定植は元の鉢から挿し木をなるべく土がついたままの状態で分けて、6号鉢に敷石をして1/3ほど土を入れた状態で挿し木を移し、
周りに新しい土を入れます。定植した後は水をたっぷりかけて数日は日陰に置きます。
1.グミの木を植木鉢で育てる
2.グミの木を挿し木で増やす
3.グミの花と実がつきました