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苗から育てているスグリ(大実グーズベリー)の枝が折れてしまったので、折れた部分を挿し木にしてみたいと思います。
(2012年5月26日)
スグリの枝には鋭いトゲがあります。鉢を移動しているときに、服にトゲがひっかかり、枝が折れ曲がってしまいました。
写真のようにまっすぐに直してみたものの、枝が裂けてしまっていてこれではだめなようなので、その枝を切り落としました。
しかし、先のほうは特に問題ないので少し細いですが挿し木にして育ててみようと考えました。
枝の先は15cmぐらいありましたので下の葉を半分ほど取りました。それをコップに水を入れてそれに1時間ほど挿しておき、挿し穂が完成です。
また、ポットに土を入れて用意しました。土は園芸店などで売っている挿し木用の用土がよいでしょう。
用意した刺し穂を土に挿しました。また、上部の生長点をカットして少し楽にしてあげます。あとは水をタップリ与えて、数日は日陰で育てます。
(2012年7月22日)
挿し木をしてから2ヶ月近くが経ちました。スグリの挿し木は根がしっかり出ているようで、根元から別の芽が勢い良く伸びてきました。
また、上部でカットしたすぐ下の葉の付け根からも小さい芽が出ています。もう少ししたら定植したいと思います。
(2012年7月27日)
挿し木したスグリの根元と上部の葉の付け根から新しい芽が出て生長し、立派とはいえないまでもそれなりの苗木ができましたので、
このへんで鉢に定植したいと思います。
6号鉢を用意して底石を敷きました。
6号鉢に土を2/3ほど入れたものに、ポットからそっとスグリの苗を取り出して6号鉢の中心に置き、まわりに土を入れます。
土が苗の元の土より数ミリ上まで土を入れて最後に水をタップリ与えればスグリの定植は完了です。
(2013年4月20日)
挿し木のスグリは冬には葉が落ちましたが、一冬越しまして、新しい葉が出てきました。
ここのところ暖かいので新しい枝も伸び始めました。まあ小さいながらもこんもりと葉をつけています。
(2013年5月4日)
鉢を置くスペースがだんだん狭くなって来たので、このスグリの挿し木は庭に定植してみる事にしました。
東向きの朝日の当たる場所に定植し、水をたっぷり与えました。
午前中は日が当たる場所ですが、午後からは奥の石の蔭になって半日陰になる場所なので、
スグリにとってはよい場所かなと思います。
1.スグリを植木鉢で育てる
2.スグリを挿し木で増やす
3.スグリの植え替え